ヒビクエスト

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【祝Mステ出演】水曜日のカンパネラの絶対に聴くべきおすすめ曲8選!

水曜日のカンパネラ……この名前を聞いたことがあるという人も日に日に増えてきたであろう。その高い音楽性と中毒性がある独特の曲調を、ボーカル・コムアイが妖艶に歌い上げる。

ジャンルはJ-POPとヒップホップ、あとはテクノも入っているのだろうか。機械音をベースにテクノなビートを刻むだけかと思いきや、転調…変な歌詞…リフレインを効果的につかい、聴くものを虜にする唯一無二のネオJ-POPに昇華している……のだ。

 

水曜日のカンパネラのメンバー構成

メンバー構成は…ボーカルをコムアイ、楽曲制作をケンモチヒデフミ、その他マネージメントをDir.Fが手がける。


メディアなどの表に立つ仕事は、コムアイが一挙に引き受けている面もあり、ほぼほぼソロとして売り出しているようにも感じる。


コムアイのプロフィール

羅生門

羅生門

 

 

担当:主演 / 歌唱
1992年7月22日生まれ。神奈川県出身。
成人しても未だ「クロール」と「逆上がり」ができないという弱点を持つ。高校生時代には、いくつかのNGOやNPOに関わり活発に動き回る。サルサダンスに毒され、キューバへ旅し、同世代100人のチェキスナップとインタビューを敢行。その後は、畑の暮らしを体験したり、たまに海外へ。
最近は、鹿の解体を習得中。好物は、今川焼と明石焼。

http://www.wed-camp.com/profile.html



日本のコア音楽シーンを席巻!

そんな彼女ら水曜日のカンパネラは、2012年にYouTube上で作品発表を開始し、その独特の音楽を武器に、日本のマンネリ化した音楽シーンに飽き飽きしていたコアな音楽ファンを中心に、瞬く間にその知名度をあげていくことになる。

2015年5月にヤフーのネットオークション「ヤフオク!」のCMで、コムアイがテレビCM初出演を果たす。このCMを見た人は「え、この子誰?」「素人にしては可愛けど」「モデルって感じでもないよな」と、謎の女性コムアイに興味津々だったのではなかろうか。

また、同年10月、日清カレーメシとのタイアップで製作された「ラー」のMVをリリース。“中毒性”“カオス”というキーワードが一致し、見事に世界観の融合を果たした秀逸な出来上がりになっている。
 

 

2016年冬、Mステ出演!

そんな、音楽シーンを「これでもか!」というほど騒がせている水曜日のカンパネラが、2016年2月26日に放送された「ミュージックステーション」(テレビ朝日系列)に出演を果たした。

大物ミュージシャンになるための登竜門的この番組に出演したことで、彼女たちの知名度は爆発的に上昇するはずだ。

 

Mステ出演を経て…Twitterの反応

 

 

 

 

 

 
Mステ出演の際、1カメショーで紙芝居風のパフォーマンスを披露したコムアイ。これにはタモリさんも苦笑い。お客さんはおおいに盛り上がっていたようだが、お茶の間の前のみなさんは大丈夫だっただろうか。

「こいつ何言ってんだ…?早くなんとかしないと…」と、心配になってしまった時には、すでに「水曜日のカンパネラ」略して「水カン」の虜になってしまっているのかもしれない。

とにもかくにも、Mステの歴史に輝かしい1ページを刻んでくれたことは間違いなさそうだ。ちなみにこの日の出演者は、「嵐」と「TOKIO」という天下のジャニーズの人気者たちが顔を揃えていた。

彼らの眩しい笑顔を観に来ていたジャニヲタ(うら若き女子)の目には、コムアイのキラースマイルはどう映ったのだろうか。心配でやまない。悪い子ではないんです。たぶん。

 

水曜日のカンパネラのオススメ曲8選! 

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水曜日のカンパネラ『小野妹子』
俳優の山田孝之がMVに出演している。終始無表情で織り成されるふたりのキレキレダンスに刮目せよ。

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水曜日のカンパネラ『西玉夫』
旅人役を演じるコムアイが森の中彷徨い、夢の中で不思議な楽器に出会うというアンニュイな気持ちにさせてくれる不思議なストーリー。神秘的な映像と音楽に酔いしれるべし。

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水曜日のカンパネラ『シャクシャイン』
厚岸(あっけし)国縫(くんぬい)上雷(じょうらい)川汲(かっくみ)住初(すみぞめ)登別(のぼりべつ)……北海道にものすごく詳しくなれる曲、北海道民に捧げるキラーチューン。

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水曜日のカンパネラ『ディアブロ』
ディアブロ…悪魔のことを歌ったダークな曲…ではなく、「風呂」について歌い上げた大和魂溢れる一曲に仕上がっている。聴くと銭湯に行きたくなる人もいそうだ。

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水曜日のカンパネラ『チャイコフスキー Interlude-ラモス- 』
意味不明なカタカナの歌詞がひたすら羅列されているのかと思いきや、これ全部名だたる音楽家の名前。ハチャトゥリアン、リムスキコルサコフ、プロコフィエフ、セルゲイ・ラフマニノフとにかく語感が命。意味なんて知らねぇよ夏。

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水曜日のカンパネラ『桃太郎』
「きっびだーんきびきびだーん♪」
水曜日のカンパネラにここから入ったという方も多いのではなかろうか。とにかくグロくて可愛くて気持ちが悪い映像と、中毒性のあるメロディと歌詞が複雑に融合した、一度聞いたら耳にこびりついて離れないという、ある意味やっかいな一曲。

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水曜日のカンパネラ『ドラキュラ』
映画「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」に世界観が似ているといわれている曲。吸血鬼がもつ血と生命への執着、生と死の連鎖、食と性の酷似感を歌っているのかもしれない。意外と深い一曲である。

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水曜日のカンパネラ『月詠』
水面に浮かぶ月に落ちる言葉の雫が波紋を打つように、心にポツリポツリと響くカオスな面白い一曲。意味を考えてはいけない「生命!生命!」感じるしかないんだ……!

 

おわりに

いかがだっただろうか。カオスな楽曲、カオスな歌詞、カオスなコムアイ……。

いままで、これほど理解に苦しむ曲・アーティストが、日本にあったであろうか。人間は理解できないものを知りたくなる。

そんな人間の根底に存在する、本能的な“なにか”を抉るように、撫でるように刺激する、魔性の魅力を秘めているのかもしれない

さまざまな色をでたらめに混ぜても黒にしかならない。おいしそうな野菜をがむしゃらにミキサーしてもクソ不味い液体しかできない。

きっと、常人では理解できない絶妙なバランスで、「言葉」「音楽」「リズム」「コムアイ」という、輝く要素が支えあいながら成り立っているのだろう。